マジカル頭脳パワー特集③-VTRを使用しないクイズ・ゲーム一挙紹介-
今回は「マジカル頭脳パワー特集」第3弾として、VTRを使用しないクイズやゲームについて紹介したいと思います。すべてのクイズを紹介するのは大量なので、10回以上行われた代表的なもののみ(「スーパーしりとり」「ダブル裏バナナ」のような姉妹企画は1回だけ行われたものでも)紹介します。
(1)クイズ編
「超瞬間お手上げクイズ」
パネラー(解答者)が目を閉じて「~だと思う人?」という問題を聞き、それが正しいと思えば右手を上げるというもの。パネラーの右腕に「お手上げ判定マシーン」を装着し、少しでも手を上げるとマシーン上部のランプが光る仕組みになっていました。問題は一度聞けば当たり前のように思ってもよく聞けば、そしてよく考えれば間違っているという引っ掛け問題が多く、惑わされるパネラーが多数います。問題例として、下記のようなものがあります。
(例)どんなに忙しくても、猫の手を借りることは絶対に無理だと思う人?
⇒正解:○(猫は足が4本で、手はない為)
「(新)マジカルプッシュ 知らなきゃ押し付けろ!」
パネラーのうち2人が早押しクイズで対決し、先に3ポイント先取したほうが勝利。しかし、間違えたり、答えられなかったりすると相手に1ポイントが加算され、また答えが分からない場合は、相手に解答を押し付けることができます。
コーナー開始当初は、問題が間を置かずに全部読まれ、問題が出される途中で、早押しボタンを押すことが多かったですが、後半からは問題文が途中まで読まれてゴングが鳴ってからとなりました。また問題の前半と後半で、内容が全く関連性のないものとなり、自分で答えられると思った問題が難しかったり、押し付けられた問題が簡単な問題だったこともありえます。
「マジカルシャウト」
「早押し!エラーをさがせ!」の次に長く行われたクイズ。問題に答えるとき、早押しボタンを押すのではなく、直接マイクに向かって叫んで解答。一番早く反応した解答者が有効となり、正解すると1ポイント。一定ポイント(大抵は3ポイント)稼ぐと勝利となります。答えを間違えた場合はお手つきとなり、次に誰かが間違えるまで答えられないが、2人対戦のときはお手つきは相手の得点となった場合もありました。
「直接マイクに叫ぶ」というルールのせいか、解答者がつぶやいた言葉やうっかり叫んだ声が解答となってしまい、お手つきになってしまうこともありました。問題はノーマル問題の他に、以下のようなものがありました。
・似たもの3択(4択)→3択(または4択)の中から正しいものを選ぶ問題。たまに下記のような、似たもの3択ではない問題も出題されました。
「教師、医者、弁護士 先生と呼ばれる職業は?」→正解:すべて
・映像シャウト⇒VTRの映像を見てそれが何か答える問題で、「これは○○、ではこれは?」という形式で出題。まず映像を1つ流し、2つ目の映像が問題になっています。
殆どが引っ掛け問題で、下記のように1つ目の映像と2つ目の映像が全然違うものとなっていたり、1つ目の映像が無理やり映像を言葉にしたものもありました。
(例1)「これは靴磨き、ではこれは?(正解:歯ブラシ)」
(例2)「これは“『ふ』と『ん』叩き”(『ふ』の字と『ん』の字を叩く)、ではこれは?(正解:布団たたきに見せかけて“釣竿”)」
・音楽シャウト⇒流れる歌を聴いて、曲名やアーティスト名を答えます。
・ないもの探し⇒上下に分かれた映像を見て、上にあって下にないものを探します。「マジカルシャウト」の後に行われた、「早押し!エラーを探せ」と問題の形式が似ています(「エラーを探せ!」は動画でエラーのパターンもさまざまであるが、「ないもの探し」は静止画で、ないものを当てるだけ)。
・(逆・)まぎらわしい3択⇒カタカナで書かれた3つの選択肢があり、正しく表記されているもの(逆まぎらわしい3択では間違っているもの)を番号で当てるクイズ。
・飛び石シャウト⇒画面上に出てくる文字を1つおきに読むと何になるかを答えます。
・マジカルクロスワード⇒空いているマス目にひらがな1文字を入れてクロスワードを完成させます。
・鏡の時計シャウト⇒鏡に映ったアナログ時計を見て、何時何分か答えます。(現在ではフジテレビ系の「クイズ!ヘキサゴンⅡ」の、「仲間を救え!底抜けドボンクイズ」で出題されています)
他にも、仲間はずれ4択(4つの映像の中で問題に当てはまらないものはどれかを選ぶ)、うら文字シャウト(画面上に出てくる裏返しになった文字をなんと読むか当てるクイズ。「さ」と「ち」だけ気をつけていれば解ける)、逆読みシャウト(出された問題を逆から読むと何になるかを答える)、あぶり出しシャウト(火であぶり出る文字を答える)、超インスピシャウト(内容は後述)等がありました。
(2)ゲーム編
①リレー形式で行うもの(勝ち残りバトル)
(i)しりとり編
「しりとり2文字バトル」→前の言葉の後ろ2文字の言葉でしりとり。次の言葉が思いつかないような言葉を言って、それが原因で全員がアウトになった場合、その言葉を言った人に順番が回って来ます。そしてその人が言えなかった場合、その人がアウトになり、それが原因でアウトになった人全員が復活。
「逆からしりとりバトル」→しりとりと逆で、前の人が言った言葉の最初の文字が、最後に来る言葉を答える。また最初に「あ」のつく言葉を言った場合は失格。
「覚えてしりとりバトル」→お題から前の人がしりとりした言葉を全て繰り返し、さらにしりとりを続ける。
「ダブルしりとり」「スーパーしりとり」→1人で2つしりとり。「スーパーしりとり」では、後に残った人数が少なくなると1人で3つしりとり(「トリプルしりとり」)することとなりました。
殆どのしりとりでは撥音(「ん」)の他に、促音(「っ」)、伸ばし棒「ー」、小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」で終わった場合も失格となりました。
(ii)その他
「くっつきバトルロイヤル」
リレー形式で行うものとしては、最初に開始されたゲーム。パネラーは1人ずつ順番に、司会者が出したテーマに沿う単語を答えます。テーマは「頭に“から”がくっつく言葉」や、「真ん中に“み”がくっつく言葉」など、くっつける文字と位置が指定されます。
「マジカルバナナ」
「○○といったら△△」というように、前の言葉から連想されるものを答えていく4拍子のリズムに乗ってゲーム。名詞だけでなく、動詞や形容詞を答えてもOK。現在、インターネット上のCGIでも「ウェブバナナ」等の名前で設置されています。
「マジカル裏バナナ」「ダブル裏バナナ」
「○○を忘れて△△」というように、「マジカルバナナ」とは対照的に前の言葉とは全く関係のないものを答えていくゲーム。
全く関係がないからと、どのような言葉を答えてもいいわけではなく、直接は連想になっていなくとも同じ種類のものを言ってしまうとアウトとなり、また直前の言葉に共通する文字を言ってしまうとアウトとなり、さらにマイナス50点となります。
(例1)「バナナ」を忘れて「ラーメン」→同じ食べ物なのでアウト
(例2)「バナナ」を忘れて「アナウンサー」→「ナ」が共通しているため、アウト&-50点
「ダブル裏バナナ」では、連想しないものを2つずつ答えるので、前と後ろで関係のないものが4つ出ることとなります。また「マジカル裏バナナ」とは違い、直前の2つの言葉に共通する文字を使ってもOK。
「マジカルチェンジ」「スーパーチェンジ」
「○○○という字を1文字変えて、△△△」というように、直前の3文字の言葉を1文字変えて別の意味の言葉にするというゲーム。後の「スーパーチェンジ」では、人数が少なくなると、2文字変えなければならなくなりました。
真ん中の文字を変えるのは、1文字目や3文字目を変えるより難しいとされます。また、真ん中が「い」や撥音、促音、「ー」の場合(バイト、かんじ[漢字、感じ]、けっか[結果]等)は比較的変え易いです。
「マジカルカウント」
0から10までの整数を順番に数えていくのだが、「ゼロ(0)→いち(1)→ツー(2)→さん(3)」というように、日本語と英語を交互に使って数えなければなりません。「じゅう(10)→ゼロ(0)」「テン(10)→れい(0)」というように、10まで数えるとまた0に戻ります。リズムに乗れなかったり、日本語と英語を間違えるとアウト。
所ジョージさんはこのゲームを得意としていましたが、「3のつく数字と3の倍数でアホになる」というネタでブレイクした、世界のナベアツさんもこのようなゲームは得意なのではないかと思われます。
「マジカルぞうさん」
あるお題について知っていることを、「○○だぞ~」「○○するぞ~」とリズムに乗って答えるゲーム。答えられなかったり、既に出た内容と似通ったものを答えたり、その人の思い込みで答えるなどしたらアウト。
また、これらのクイズのうち「覚えてしりとりバトル」「マジカルバナナ」「マジカルチェンジ」「スーパーチェンジ」には、「○禁(まるきん)ワード」というものがあり、ルールに沿った言葉を答えても、その「○禁ワード」に入っている言葉であれば失格、さらにマイナス50点となりました。
「○禁ワード」はゲーム開始前は発表されず、その言葉が出るまで発表されないので、入っている言葉を答えてしまった人はすごく不運だった、ということになります。
②メンバー全員で行うその他のゲーム
(ⅰ)マジカルポーズ 何が落ちた?
「♪落ちた落ちた 何が落ちた?」という歌の後に出てくる物に合わせてポーズをとるゲーム。「りんご」は両手で受け止める、「げんこつ」は頭を抑える、「雷」はへそを押さえる、「それ以外」は床を指すというのが基本ポーズで、これに加えてその回限定のスペシャルポーズというものがありました。
(ⅱ)マジカル伝言バトル
まず最初の解答者のみに対して「お題」が与えられ、各解答者が順番に指定された方法で制限時間内に「お題」のイメージを隣の解答者に伝えていき、その「お題」が何かを当てるというゲーム。解答時は、まず最後の解答者が解答し、不正解ならば最後から2番目の解答者、3番目の解答者・・・、と解答権が移ります。誰か1人が正解すれば、伝わった人数に応じて参加者全員に得点が加算され、最初から2番目の人も正解できなければ全員不正解で0点となります。
伝言バトルには以下のような種類がありました。
・マジカルアクション伝言バトル・・・お題をジェスチャで、声を一切出さずに伝える。
・マジカルアート伝言バトル・・・お題を絵を描いて伝える。最後のパネラーも、前の人が伝えた絵を描かなければならない。
・マジカル粘土伝言バトル・・・お題を粘土で作って伝える。最後のパネラーも、前の人が伝えたものを作らければならない。
・マジカルリップ伝言バトル・・・パネラーは全員ヘッドホンを装着し、口の動きだけで歌・フレーズや文章を伝える。声は聞こえなくとも、実際は声を出して伝える。
・マジカルラッパ伝言バトル・・・おもちゃのラッパを使って歌やフレーズを伝える。
(ⅲ)マジカルクラップ
リズムに乗りながら、誰かを指名するゲーム。名前は席ごとに決まっており、指名されたら自分の席の名前と指名したい人の席の名前を言います。このとき、指名されたのに答えない、指名されていないのに答える、自分の席の名前を間違う、パネラーがいない(既にアウトになった)席を指名する、直前に自分を指名した人を指名する(逆戻り)等したらアウトとなり、クラップ席から退場。
席の名前は開始当初は、食べ物や都道府県名等といったテーマがありましたが、殆どパネラーの前になりました。
しかし、このゲームは先述の「覚えてしりとりバトル」以上に記憶力を要し、「マジカル頭脳パワー!!」の数あるゲームの中で、最も記憶力が鍵となるゲームでした。
③メンバーを選抜して行うその他のゲーム
(i)(新・)マジカルインスピレーション
パネラーから4人を選抜し、ある問題の答えを、推理力を働かせて他のパネラーと合うようにするクイズ。
初期の頃は「思い浮かべて下さい。頭に“○”の付く○○なもの」という形式のものが多かったですが、「新マジカルインスピレーション」になってからは下記のようなバラエティに富んだものが登場しました。
・インスピアート・・・図形を利用して絵を描く。
・サウンドインスピレーション・・・VTRで流れた音を言葉で表現。
・吹出しインスピレーション・・・シチュエーションの吹き出しに入るセリフを入れる。
・ムリ漢インスピレーション・・・カタカナで書かれた言葉を無理やり漢字に変換。(例:「マント」→「万戸」、「満十」など)
また「マジカルシャウト」でも後に、「超インスピシャウト」といい、「頭(またはお尻)に“○”の付く、○○なもの」を答えるという問題が出題されました。番組終了後も、フジテレビ系の「笑っていいとも!」等で、これと似たコーナーが開始されました。
(ⅱ)マジカルジャンケン
「(新・)マジカルインスピレーション」同様、パネラーから4人を選抜して行い、「頭に“○”の付く○○なもの」を答えます。「インスピレーション」では他のパネラーと答えを合わせると得点が獲得できたのに対し、「マジカルジャンケン」では一番それに当てはまるものを答えた人が得点を獲得。
(例)「み」の付く小さいもの→パネラーの解答「ミミズ」「ミジンコ」「みかん」「ミツバチ」
この場合、「ミジンコ」が一番小さいので、「ミジンコ」と答えた人が得点を獲得。
(ⅲ)逆さまジャンケン
「逆さまジャンケン、負けるが勝ち」でパネラー2人がジャンケンをします。勝ったら「負けた」と言ってお辞儀、負けたら「勝った」と言ってバンザイ、あいこだったら「あいこ」といって腰に手を当てます。アクションを間違えると失格。
③チャレンジ系ゲーム
(ⅰ)マジカル可能?不可能?
あるテーマを指示し、それが自分でできると思ったら「できる」のコーナーへ、できないと思ったら「できない」のコーナーへ移動。その後できないチームのパネラーができるチームからチャレンジャーを1人指名し、その人にチャレンジさせ、チャレンジが成功すればできるチームへ、失敗すればできないチームへ得点が入ります。
なおチャレンジ成功時にはチャレンジしたパネラーにボーナス点が入ることもありました。チャレンジは、制限時間以内に指定されたことをやり遂げるものや、数回チャンスを与えてその回数以内に指定されたことをやり遂げるものが多かったです。
(ⅱ)マジカル超ぴったり
3、4人のパネラーが1組となり、指示役と搬入役に分かれます。そして指示役の声を頼りに、搬入役が1分以内に石や砂を秤にぴったり100キログラム(10万グラム)乗せることができればボーナスとして500点がもらえます。1グラムでも誤差があれば得点を獲得できません。
コーナー終了まで、誰一人ぴったり100キログラム乗せることができませんでした。
(ⅲ)ジャンボストップウォッチ
巨大ストップウォッチのスイッチにバスケットボールを投げてぴったり10秒で止めるコーナー。これも、0.001秒でもズレると得点を獲得できません。
こちらもコーナー終了まで、誰一人ぴったり10秒で止めることができませんでした(0.001秒の差で止めた人はいました)。
以上、「マジカル頭脳パワー!!」で行われたクイズ・ゲームのうち、VTRを使用するクイズやチャレンジ系ゲームについてお伝え致しました。
次回は私のスケジュールの都合上、2月上旬辺りになりますが、「マジカル(頭脳パワー!!)」で、さまざまな大記録を達成し、まさに「マジカルのMVP」とされる所ジョージさんの活躍や、「マジカル」の名珍場面について紹介する予定です。これが最後の「マジカル頭脳パワー特集」となりますので、楽しみに待っていて下さい。
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